やはり若旦那

『船徳』という噺がある。勘当された若旦那が船宿の二階に居候しているうちに船頭になる。四万六千日、お客を乗せて船を出すが、途中で投げ出してしまう・・・
安部首相の退陣はまさにこれ。病気とはいえ、職場放棄になるだろう。すべてが後手に回った舵取りだったような気がする。

相撲協会に振られた横綱

朝青龍がついにモンゴルに帰国。親方や部屋関係者の監視を受けながら療養するとのこと。成田空港での様子が報道されたが、力士としては最後の姿になるかもしれない。故郷に帰り豆腐屋にでもなるか・・・

老いを感じるとき

高校時代の友人が網膜はく離で両眼の手術をするという。自覚症状はほとんどなく、眼が乾く程で健康診断で行なう眼底検査では発見できないそうだ。原因は老化のひとつで、近視の人に多いらしい。
ケチの小噺に、両眼を使うのはもったいないから、片眼に眼帯をして生活していた人がいた。何十年か経つと、見ていた方の眼の視力が落ちた。ではこちらの眼で見ようと眼帯をはずしたら、知っている人がいなくなった・・・という。私も友人と同じ歳の眼を持っている。気をつけねば。

説得失敗

高砂親方が朝青龍に記者会見、入院を勧めたが、拒否されたという。あくまでも想像だが、今回の騒動は横綱が、巡業を休んでモンゴルでサッカ－をしたいと親方に相談した。親方は休む理由をと、サッカ－のことは内証にして大げさな診断書を作らせた。ところが、朝青龍が元気にシュ－トしている模様が放送されてしまった・・・ということではないか。つまり親方も共犯なのだ。そんな人の意見を朝青龍が聴くはずはない・・・じゃないかと思う。

たいしたことありません！

赤木農水相が顔に２つの絆創膏。記者からの質問にも、同僚議員からの問いかけにも「たいしたことありません・・・」の一点張り。噺の中にも入れてみたが、皆心配して訊いているのに、それはない。「女にひっかかれた」でもいいから、何か答えるべき。こんな無作法な人に政治を任せる気にならない。