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19日、世田谷の烏山のお寺で落語会。ご住職の法話のあと『金明竹』を一席。この辺は寺町で、すぐ近くには円生師匠が眠っているお寺がある。命日が9月3日で、年に一度は訪れるが、真冬に行くのは初めて。樹木も多く、武蔵野の面影がある町並み。
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JCOMで高倉健の映画特集をやっていて、『駅STAION』と『居酒屋兆冶』を観る。健さんは北海道が舞台になっている作品が多く、これほど雪景色が似合う俳優はいないだろう。
降旗康男という監督が高倉健主演の作品を多く撮っているが、主役の健さんのセリフが極端に少ない。一言、二言がほとんどで、長ゼリフはまず見当たらない。あの存在感と表情だけで充分演技になる。以前降旗監督が「健さんに一言もしゃべらせない映画を作りたい」と語っていたのを聞いたことがあるが、一人で何役ものセリフをおぼえる我々落語家には、なんとも羨ましい話だ。落語にもセリフを語らず、表情や仕草だけで表現する手法があるが、主役が一言もしゃべらずサゲまでもっていくのは不可能だろう。
降旗康男という監督が高倉健主演の作品を多く撮っているが、主役の健さんのセリフが極端に少ない。一言、二言がほとんどで、長ゼリフはまず見当たらない。あの存在感と表情だけで充分演技になる。以前降旗監督が「健さんに一言もしゃべらせない映画を作りたい」と語っていたのを聞いたことがあるが、一人で何役ものセリフをおぼえる我々落語家には、なんとも羨ましい話だ。落語にもセリフを語らず、表情や仕草だけで表現する手法があるが、主役が一言もしゃべらずサゲまでもっていくのは不可能だろう。
正月ということもあり、会場の本一会館は70名の大入り。菊可『家見舞』、萬窓『匙加減』、駿菊『豊竹屋』、扇好『宿屋の富』。常連さんも出来たようで、知ったお顔が客席に。中野、上板橋でも行いますので、よろしくお願いします。
初席は浅草東洋館に出演。毎年のことだが、元日は客席が7,8割の入り。今年も元日は今ひとつで、2,3、4日は立ち見が出る大入りとなった。顔見世興行なので、出演者が多く、一人の持ち時間は7,8分程。楽屋には出演者が溜まるのが常だが、3日は私の後が来ていない。前座が「手違いで○○師匠が出演せず、番組が1本少なくなりましたので、15分お願いします」と頼まれる。初席では珍しいこと。
前座のごん坊『たらちね』につづき、彦丸『紙入れ』、萬窓『匙加減』、小さん『味噌蔵』、ニュ-マリオネットの操り人形、さん喬『柳田格之進』。今回の演目はすべて私の持ちネタだったので、袖から聴かしていただき、とても勉強になった。今年最後の公演なので、終演後、出演者とスタッフで、高座で乾杯。