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JCOMで高倉健の映画特集をやっていて、『駅STAION』と『居酒屋兆冶』を観る。健さんは北海道が舞台になっている作品が多く、これほど雪景色が似合う俳優はいないだろう。
降旗康男という監督が高倉健主演の作品を多く撮っているが、主役の健さんのセリフが極端に少ない。一言、二言がほとんどで、長ゼリフはまず見当たらない。あの存在感と表情だけで充分演技になる。以前降旗監督が「健さんに一言もしゃべらせない映画を作りたい」と語っていたのを聞いたことがあるが、一人で何役ものセリフをおぼえる我々落語家には、なんとも羨ましい話だ。落語にもセリフを語らず、表情や仕草だけで表現する手法があるが、主役が一言もしゃべらずサゲまでもっていくのは不可能だろう。
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NNKの番組で今回は山田洋次監督へのインタビュ-。生い立ちから作品についてたっぷり2時間、寅さんの裏話や落語から学んだことなど、とても興味深い内容だった。聴き手の女性アナも山田監督の作品を観ているようで、的外れな質問もなく、監督も丁寧に答えていた。タレント化した女子アナが多い中、加賀美幸子さん以来の名ホスト(ホステス?)ぶりだった。再放送したら録画しよう。
『摂州合邦辻』の通しを観劇。藤十郎の玉手御前は東京で上演するのは初めてとか。我当、秀太郎と上方の役者が多い中、三津五郎が良かった。
招待をしていただき、屋形船で花火見物。隅田川の花火は何度か見たが、東京湾のは初めて。柳橋の三浦屋という船宿を4時半に出航して、花火が始まる7時まで宴会。途中小船が我々の船に近づいて来た。「ウロウロ
船」と言って、浦安辺りから佃煮を売りに来たそうだ。花火の日に船宿と契約していて、古くはおむすびや飲み物も売ったらしい。
花火を打ち上げるのは竹芝近くで、我々の船は200メ-トル程の距離だからまさにかぶりつき。船を止める場所は船宿が権利を買って、艫の方に旗を立てる。旗のない船は遠くから見ることになる。7時になると皆デッキに上がり見物。さすがに近くからだと迫力がある。火の粉が水面に消えるまでよく見えた。ただあんなに連発されると「たまやぁ~」と声を掛けられない。

歌舞伎座へ行く。今月は『仮名手本忠臣蔵』で夜の部の五段目、六段目、七段目を観る。勘平が菊五郎、お軽を玉三郎、お軽の兄平右衛門を仁左衛門、由良之介を吉右衛門が演じている。中でも由良之介が良かった。忠臣蔵は本当に良く出来た芝居だと思う。昼の部の判官腹切も観たい。

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