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伊勢崎の金子屋さんというそば屋で[吉窓・萬窓二人会]。私は今回が初めてだが、この会に出演した落語家は私で105人目で、なんと今年で19年目。これだけ続いている落語会は東京以外では珍しい。「無理にお客さんを呼ばずに、聴きたい方にご案内しています」とご主人は言っていたが、義理ではなく、本当に落語が好きな方が集まっていた。それが長続きする要因だろう。
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打ち上げの席でお客さんから「あの人の芸はどう思う?同業者から見て」と訊かれることがある。悪く言えば、いずれその噺家の耳に入ることもあるし、良く言えば「やけに肩を持つね」などという答えが返ってくる。つまりこの手の質問をする場合、厳しい意見を期待していることが多いのだ。私は「後日一席設けていただいて、ご祝儀を頂戴して、、、」と逃げることにしている。
噺家だけで飲む席でも、あまり芸談はしない。他人の悪口になってしまうことが多いからだ。我々が芸の話をするのは稽古のときで、噺そのものよりその噺にまつわる芸談の方がためになることがある。
3月31日は横浜の都筑区にあるマンションのホ-ルで落語会。このマンションは7棟あり世帯数は700。会場のホ-ルは入居者が集会やお稽古事に利用できるもので、落語会には良い広さで音響もよく、今後もぜひ続けていただきたい。このあたりはここ10年で拓けた場所で、高層マンションが多い。新横浜駅も近く、新幹線で都心まで通勤している人も多いとか。もちろんそこまでの交通費は支給されないが、麻薬みたいなもんで、つい利用してしまうそうだ。
23日は第11回の萬窓百景。演目は『洒落小町』と『匙加減』。2席ともめずらしい噺で、お客さんも初めて聴く方が多かったようだ。演じ手の少ない噺は、時代に合わなかったり、ウケが悪かったり、なにか欠陥があるが、手直しにより蘇ることがある。『洒落小町』は完璧に手直しできなかったが、いずれ蘇ることを願う。
ご来場ありがとうございました。
ご来場ありがとうございました。
昨夜は柳家我太楼さんの真打昇進披露パ-ティ-に出席。会場は帝国ホテルの孔雀の間で、あの紀宮さまと黒田さんが結婚披露宴をなさったところ。来賓は300名以上で、余興のメインは市馬師匠と大至さん(元力士)の歌。中でも市馬作の相撲甚句を大至さんが唄ったのは圧巻だった。