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落語にはくすぐりがある。噺の中の軽妙なセリフで、笑いを誘うことからくすぐりと言う。高座で思いつくこともあれば、稽古の最中に出来たものもある。傑作が『不動坊』の中で「四十九日も過ぎぬのに、嫁入りするとはうらめしい」というセリフを、文蔵師匠が稽古のとき「、、、嫁入りするとはうらやましい」と言ってしまい、これがくすぐりとなり、今では皆が使っている。
最近、他の噺のくすぐりを乱用する傾向がある。先日も寄席で某前座が『たらちね』を演っていた。大家さんが店子の八五郎の家に嫁さんを連れてくる。用事があるからと大家は嫁の名前も告げずに帰ってしまう。そこで八五郎が「大家さん待ってください。大家さ~ん!」と叫ぶのだが、この前座は「大家さ~ん。大家、ドロボ-!」と演った。この「大家、ドロボ-!」は『花色木綿』という泥棒の噺のクスグリだ。彼が高座を下りてから「このあと『花色木綿』が出るとまずいよ」とたしなめると、「○○師匠に教わった通り演っています」という返答。「たとえそのように教わっても、教える方も間違えることがあるよ。それにドロボ-は『たらちね』の内容にまったく関係なく、さほど受けないだろう」と言っておいた。笑いに貪欲なのはいいが、ル-ル違反は禁物だ。
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本一会館というところで落語会。出演は萬窓『締め込み』、扇好『粗忽の釘』、駿菊『よかちょろ』、菊可『錦の袈裟』。ここは菊可さんの地元。終演後浅草へ出て、打ち上げ兼話し合い。今後このメンバ-がそれぞれ地元で落語会を行なう予定。
市民文化センタ-の三宅さんが主催している江戸落語講座。会場は北浦和公民館。私の母校の北浦和小学校のすぐ近く。駅前はかなり町並みが変わったが、このあたりは住宅街のせいか、私が子供の頃とあまり変わっていなかった。
三宅さんのお話をはさんで、『気の長短』と『二番煎じ』を演る。同級生のお母さんが友達を連れて来てくれた。
出演は朝也『小粒』、萬窓『松竹梅』、わか馬『壺算』、織音『お吉物語』、右太楼『狸賽』、鈴之助『転宅』。今回より女流講談の神田織音さんが入会。彼女は生まれも育ちも板橋。そのおかげで新しいお客も増えたようで、大入りとなる。次回は来年2月15日ですので、お忘れなく・・・ただし確定申告ではありません。
15年続いたが、今夜が最終回。大入りとなった。萬窓『蔵前駕籠』 扇好『七段目』 三三『井戸の茶碗』 白酒『夕立勘五郎』 一琴『夢八』。
『七段目』があるのでお囃子さんを頼む。せっかくだからと、皆ハメモノ入りに。無理矢理という感もあったが・・・
ありがたいことに閉会を惜しむ声が多く、皆で復活について相談する。
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